【ニュース】家が健康管理をしてくれる「プラットフォームハウス構想」とは?
少子高齢化が進む中、高齢者が安心して暮らし続けることができる住宅の確保が課題となっております。
高齢化の進行に伴い、高齢者の単身世帯をはじめとして高齢者のみの世帯が増加してきており、自宅内での転倒・転落事故や急性疾患で亡くなる方も増加してきております。
高齢者の自宅における事故の防止策としては、高齢者向け住宅に住み替えたり、リフォームして住宅のバリアフリー化を行ったり、生活支援サービスや介護サービスを利用したりすることが主となっております。
このような中、積水ハウス㈱が、米国ネバダ州・ラスベガスにおいて開催のコンシューマーエレクトロニクス見本市「CES2019」において、「家」を幸せのプラットフォームにする新プロジェクト「プラットフォームハウス構想」を発表しました。
住む人の生活サービスにまで事業領域を拡大して、これからの「家」の事業モデルを大きく変えるプロジェクトのようです。
「プラットフォームハウス構想」の概要
「プラットフォームハウス」とは、住まい手のデータを基にしたサービスの提供機能を持つ家で、堅牢・耐久性と可変・柔軟性を持った家のことです。
第一弾として、「健康」をテーマとして取り組みを進め、「急性疾患対応」「経時変化」「予防」の3つのサービスによって、「家が健康をつくりだす」という住まいの価値を提供していくとのことです。
急性疾患対応
緊急性が問われ命に関わる脳卒中や心筋梗塞等の急性疾患や、浴槽で溺れたり、転倒・転落等の家庭内での事故を「家」が早期発見して、早期治療につなげるサービス提供を目指す。
経時変化
住まい手の呼吸数や心拍数等の生体データを取得して、病気の予兆を読み取る可能性を高める
予防
住まい手の生体データと住環境データを連動させて、温度・湿度・照明などをコントロールして、快適で心地よい生活をサポートする。
この「プラットフォームハウス構想」の実現に向けて、専門分野に特化した先進企業などと広く提携して、サービスを開発・提供していくようですね。
2020年春の販売開始に向けて、準備が進められているようです。
詳しくは↓こちらの積水ハウス㈱のサイトをご覧ください。
https://www.sekisuihouse.co.jp/pfh/
まとめ
「家」が健康管理をしてくれる時代が来るんですね。
高齢者の単身世帯の増加で、孤独死のリスク等も増加してきております。
「同居」離れが進む中、このような問題は他人事ではありませんので、私自身も注目しております。
新築だけではなく、既存住宅にも対応できるサービスになるといいですね。
2020年春の販売開始ということですので、あと1年程度です。
「プラットホームハウス」の実現、楽しみです!
(理想の家づくりは、↓こちらもご覧ください。)